ファネルとは、「漏斗(ろうと・じょうご)」のこと。マーケティングの分野において、ユーザーが商品(サービス)を人してから購入にいたるまでの行動を図解するとファネルの形状にそっくりであることから、この名前で呼ばれている。
マーケティングファネルについては、多分、言葉で説明するより画像で見てもらった方が早い。以下を参照。
マーケティングファネル図解
当たり前の話だが、商品を「ただ知っているだけ」の人と、その商品を「実際に購入する人」とでは、当然、前者の方が多くなる。マーケティングファネルが下向きの三角形なのは、知っている人より興味がある人の方が少なく、さらにその商品を買おうかと検討している人の方が少なく、実際に購入する人の数は一番少なくなる、という人数の推移を表しているためである。
マーケティングファネルの各項目図解
顧客が商品を購入するまでには以下のステップを辿る。
- 認知(商品の存在を知る)
- 興味(興味を持ち、詳しく調べる)
- 比較・検討(買いたい気持ちはあるが迷っている)
- 行動(購入)
値段が低い商品を買う際や、衝動買いの際などは、商品の「比較・検討」が省略されるケースもある。逆に高額商品などを購入する際は「3」が入念に行われる。
マーケティングファネルを意識してコンテンツを作成する
インターネット上で商品を販売する場合、SNSやブログ、Youtubeなどのさまざまなメディア上にコンテンツを制作していくことになる。
作らなければいけないものが多く、全体像が複雑であるため難しく感じる方も多いだろが、各々の媒体がマーケティングファネルのどの部分に当てはまるかを考えると、全体像がいくらかクリアに見えると思う。
その一助となるように各媒体の役割と解説しておこう。
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→認知、(興味)
TwitterやFacebookなどのSNS
→認知、興味
LP
→興味
メルマガや公式LINE
→興味、比較・検討
セールスレターや販売ページ
→比較・検討、購入
Twitterやブログなどでの情報発信の威力を最大化させたいなら、自分が見込み客をマーケティングファネルのどのフェーズからどのフェーズに移動させたいかを常に意識しながらコンテンツを作るようにすると良い。
逆の言い方をすると、マーケティングファネルを意識しない情報発信は、ビジネスの観点から言えば無駄だらけなのである。