bot(ボット)という言葉の本来の意味は、ユーザーの操作を必要とせず自律して起動するプログラムのこと。
インターネットビジネスの領域では、主にtwitterの配信を自動で行ってくれるサービス指して使われることが多い。
配信するツイートは自分であらかじめ用意しておく必要があるが、それを一度botの中にセットしてしまえば、あとは貴方に成り代わってbotが自動的に投稿を配信してくれる。
どのbotを使うかにも寄るが、投稿の頻度や、投稿のルール(順番通りかランダムか)、投稿を配信しない時間などは任意で決められるものが多い。
ネット自動化には欠かせない要素の1つである。
botは善か悪か
中には「botを使ってる人なんてフォローしておいても価値がない」と思う人もいるかもしれない。
でもそれは、以下の場合に限るのではないだろうか。
- 発信者がbotに任せっきりで一才のリアルタイムツイートをしない場合
- botにセットされている投稿数が少なく、同じ投稿を何度も見せられていて飽きた・鬱陶しい状態に陥っている場合
- そもそもツイートの質が低い場合
つまり、そこそこツイートの質が良い人が、自分がTwitterでの活動を補佐する形でツイートを使うのであれば、botを使っていることがフォロワーにバレていてもマイナスイメージは抱かれにくい(と思う)
botを使う場合は、botであることを差し引いても「この人をフォローしておく価値がある」という情報を目指したい
botを使う最大のメリットは「あなたの発信をもれなく見てもらう」ことにある
botを使う目的はユーザーによって様々だが、「面倒だからbotに任せる」という発想だとbot運用は上手くいきにくい。先にも述べた通り、botは補佐として使うのが賢い使い方だ。さらにそこへ「自分の発信をもれなく見てもらうために」という発想が乗るとbotの効果を最大化できる。
どういうことかと言うと……
そもそもの大前提として、全てのフォロワーがあなたのツイートをきちんと全て見ているわけではない。最近あなたをフォローしてきたばかりの人はあなたの昔のツイートを知らないし、昼間に忙しい人はあなたが昼にしたツイートを見逃すかもしれない。
あなたが伝えたいことは一度発信しただけでは全然伝わってないという発想を持っておくことが大事だ。この発想を持っておくと、一度発信するだけではかなりの取りこぼしが生まれてしまう、ということに気づくはず。
また、そもそもの話、人は一度言われただけでは物事を理解できない。多くの場合、心にも残らないことが多い。だからきちんと相手に物事を伝え、理解してもらいたい場合は、何度も何度も同じことを相手に伝える必要がある。
人によって心を打たれるポイントは異なるので、様々な切り口から同じテーマについて語ってみる。そうすれば、どれかの言葉が相手の心に刺さり、残るかもしれない。
もちろん一発で相手を感化できる「質の良い発信」ができれば理想的だが、たいていの場合そう上手くいかない。だからそれをカバーするために、「数」を打つ。毎日たくさんのツイートをし続けるのは大変だが、botの力を借りれば、その難易度は下がる。
本質ツイートとリアルタイムツイート
botにセットすべきツイートは、リアルタイム性が低いものが良い。どういうことかというと、
「昨日のW杯の日本代表の試合、すごく感動した!」
「絶賛自宅療養中。コロナじゃないといいんだけど」
などといった投稿は、一時的にしか価値を持たないし、別のタイミングで投稿するとあなたの実際の状態との間に矛盾が生まれるリスクがある。つまりbot向きではない。
これを踏まえると、botにセットすべきツイートは、いつどんな何時に見ても価値が等しい、本質的な内容である方が良い。

このツイートが良いかどうかは一旦抜きにして、「車輪の再発明はするな」の話は、別に朝に聞いても、夜に聞いても、春に聞いても、1年後の夏に聞いても、価値は大して変わらない。
こういうツイートはbotと相性が良いと言える。
参考
以下の赤い四角で囲った部分に注目してほしい。

タイムラインに流れるツイートをクリック(スマホならたっぷ)して、赤い四角で示した部分をチェックすれば、その人のツイートがbotによるものなのか、手動で行われているものなのかがわかる。
「botbird」はtwitterでよく使われているメジャーなbotの1つである。ここの表示が固有名詞だったらbotによるツイートだということがわかる。
botでないツイートの場合は「Twitter Web App」などと表示される。