本命商品。Back(後ろの)という意味の通り、フロントエンド商品の提供後に販売する商品(サービス)のこと。フロントエンド商品に納得してもらえないと購入されない。
バックエンド商品の役割
フロントエンド商品の役割が「新規顧客の獲得」ならびに「顧客との関係性の構築」であるのに対し、バックエンド商品は「利益の確保」「利益最大化」にある。
フロントエンド商品として無料クーポンや無料カウンセリングなどを提供する場合、そこだけでユーザーに完結されてしまうとビジネスとしては赤字になる。
バックエンド商品の役割は、そういったフロントエンド商品だけで成り立たないビジネスに対して、総合的に利益を出すことでもある。
バックエンド商品がない=ビジネスの戦略がない
バックエンド商品がないことはビジネスとして利益最大化するための戦略がない=ビジネスの戦略がない、という事になる。
日々の作業のリターンを最大化するためにも、バックエンド商品の準備とそれを販売するまでのフローの強化を意識しよう。
フロントエンド商品とバックエンド商品の事例
HuluやAmazonプライムなどの動画配信サービス
- フロンドエンド:2週間〜1ヶ月の無料お試し期間
- バックエンド:有料継続
英会話スクール
- フロントエンド:無料体験
- バックエンド:スクール入会
コンテンツ販売
- フロントエンド:メルマガ登録時の無料プレゼント
- ミドルエンド:10万円以下の教材
- バックエンド:10万円以上のコンサルティング
フロントエンド商品とバックエンド商品の間に置かれる商品をミドルエンド商品と呼ぶ場合もある。
ただし、上記の例のバックエンドであるコンサルティングを販売しなくなった場合、ミドルエンドの位置に置かれている教材がバックエンドになる。
フロント、ミドル、バックは相対的な概念である。配置されている商品の数によって何をフロントエンド、バックエンドと呼ぶかは変わってくる。